8/28(土)電子工作ワークショップを開催しました!

電子工作に欠かせない「抵抗器」って何?(初級編)

こんにちは。MacroWacro(@MWacro)です。

皆さん電子工作していますか?
電子工作ものすごく楽しいですよね。私達も日頃から電子工作をして色々楽しんでいます!

そんな電子工作ですが、ほぼ絶対登場する「抵抗器」というのをご存知でしょうか?

今日は知ってて当然と言われてしまう「抵抗器」についてご紹介したいと思います。

1.抵抗器とは

抵抗器とは簡単に言ってしまうと「抵抗器は電気を流れにくくする電子部品」です。

流れる電気の量を制限したり調整したりすることで、電子回路を適正に動作させる役割をもつ大切な部品です。

例えば、別のLEDのような電子部品に対してもう少し電気の量を少なくして流したいなーといった場合に使用したりします。ちなみに、LEDは抵抗を通さず電流を流してしまうと黒く焦げてしまうので注意が必要です。

2.抵抗器の種類について

抵抗器には3つほど種類があります。

  • 固定抵抗器
  • 可変抵抗器
  • 半固定抵抗器

それぞれ紹介していきたいと思います。

2−1.固定抵抗器

固定抵抗器の中でも2つほど種類があります。

炭素皮膜抵抗器

セラミックスの円筒の表面についている炭素の膜が抵抗体となり、らせん状の切り込みで抵抗値が調整されています。

金属皮膜抵抗器

見た目や形などは固定抵抗器と似ていますが、抵抗体にニッケルクロム合金などの金属を膜として使用している抵抗体で、温度による抵抗値の変化が少なくノイズも少ないといった特徴がある。

2−2.可変抵抗器

抵抗値を変更できる抵抗器です。つまみを回すことで抵抗値を変更することができます。

他の抵抗器では必要な抵抗分抵抗器を用意しないといけないのですが、こちらの可変抵抗器は一つだけで抵抗値を変更ができるため、状況に応じて抵抗値を変更する必要がある場合はこちらの抵抗器を使用することが多いです。

2−3.反固定抵抗器

可変抵抗器ほど可変はしないが、抵抗値を変更することがまれにあるという場合はこちらの半固定抵抗器を使用したりします。

3.オームの法則は覚えておこう!

抵抗器を使用するのにあたって「オームの法則」は覚えておきましょう!
(1826年にドイツの物理学者であるゲオルク・オームが発見し、”オーム”の法則と言われるようになりました。)

このオームの法則を覚えておくだけで、抵抗・電圧・電流の関係性を説明することができます。
オームの法則は下記のとおりです。

オームの法則を簡単に説明すると「電圧の大きさは電流が大きくなるほど大きくなり、抵抗が大きくなるほど大きくなる」です。

こちらのオームの法則は電子工作の至るところで登場し、電子工作をするのにあたり必須な公式なのでぜひ覚えておきましょう。
電子工作を始めたばかりの人は、この法則がどこで使用されるのかまだピンと来ないかもしれませんが電子工作をずっとやっていると必ず登場するので今のうちに覚えておきましょう!

最後に

冒頭でも記載をしておりますが抵抗器は電子工作をするにあたり切っても切り離せない部品です。
抵抗器って「抵抗器は電気を流れにくくする電子部品」なんだなーというぐらいの認識で問題ありませんのでこの機会に覚えてみてくださいね!

おしまい。